楽しく釣りをしたい話

雨ふらし

2018年05月24日 18:20

少しトラブった話です。
多分に自己中心的な話で愚痴混じりですので、予めご容赦ください。批判は受け付けます。


5月23日(水)。22時過ぎに、いつものようにホームリバーへ向かいました。
詳細は本旨ではありませんので割愛しますが、ボウズでした。

25時頃まで頑張っていて、そろそろ第3弾のフィッシュイーターが入ってくるかと思われた頃合い。
老人男性とばったり遭遇しました。蟹網漁をしているじいさんです。


このじいさんと僕は、僕がホームリバーで釣りをするようになってから面識のある方です。
お目に掛かった際には軽く会釈はしますけど、特段会話を交えたこともない、そんな関係。
じいさんが先に蟹網を投げていると、僕はその辺りで釣りはしません。
逆に、僕が先に入っていたら、じいさんは僕がキャストしているところを避けて蟹網を川に放り込んでいました。
ここ数年くらいは。

均衡が破れたのは年末頃でしたかね? 僕がテラスで釣りをしている時。
上流の方で水面を強く叩く音がしました。
反射的にそこに目を向けると、じいさんが蟹網を投げ込んでいました。

「今日も蟹網か」くらいで、スルー。そのまま10分ほどキャストを続けていました。
すると、僕のすぐ側で水面の破裂音。
すわ、GTか!? と思ったらそうではなくて、じいさんが蟹網を投げ込んだ模様。
僕に気が付かなかったのかと思い怒鳴りつけると、じいさんは一瞥してそのまま下流に蟹網を投げ込んでいきました。


それから数ヶ月を経てのばったり遭遇。
お互いばつが悪かろうとは思いつつも、ご挨拶。そして初会話。

老人「悪いけど、ここで釣りをするのはやめてね」
パック男「へ? なんで?」

老「ここ、……、これ、入れてるから」
パ「(白々しく)これって?」

老「(無視して)ここで釣りをすると邪魔になるから。漁業権が――」
パ「この川も漁業権の範囲なの?」

老「(スルーして)自分は漁業組合の者だから」
パ「どこの?」

これだけ伝えると、じいさんは去って行きました。
釈然としないまま、釣りは終了。


翌24日(木)、沖縄県農林水産部水産課に確認の電話を入れました。ご多用の中、丁寧にご説明いただき誠に有り難うございました。

僕の疑問点は次の3つです。

Q1.ホームリバーは漁業権の範囲内なのか?

Q2.漁業権の範囲であるならば、ルアー・フィッシングは駄目なのか?

Q3.河川での蟹網漁は合法か?


この3点に対する水産課さんのご回答は次の通りでした。

Q1.ホームリバーは漁業権の範囲内なのか?
A1.ホームリバーであれば、一番海寄りの橋の下までは漁業権の適用範囲内。それより上流は範囲外。

Q2.漁業権の範囲であるならば、ルアー・フィッシングは駄目なのか?
A2.今回のケースでは漁業権の適用範囲外なので、問題無い。問題があるとすれば、蟹網で漁業をしている人に対して被害を与えた場合。その場合、漁業をしている方(=被害を被った方)は、警察に被害届を申告できる。

Q3.河川での蟹網漁は合法か?
A3.蟹網漁を行っている者が漁業経営者で、免許を有していれば問題無い。


要するに、ホームリバーでは蟹網漁もルアー・フィッシングも、どちらも合法。
ただし、蟹網漁(カゴ網?)は免許取得者でなければならない。
そしてルアーマンがたとえば、蟹網もしくはヒモにルアーを引っ掛けて、蟹網を回収しルアーを外した後、腹いせに網を陸に揚げたままにするのは訴えられる可能性がある。
こんな感じですかね。電話での応対で予備知識もないので、間違っていたら速やかに訂正します。

さて、ここまで分かると件のじいさん、法律やら権利やらを臭わせて、僕を排除しようとしてたのかな?と思われます。はっきり言ってないし、詐欺にはなりませんけどね。そこはどうでも良いです。本ブログがイリーガルなサイトでないことが判明できただけで十分です。

ただ、もう少し愚痴らせてもらいますと、釣りをして不愉快な思いをしたくないんですよ。お互いの権利を主張してテリトリーを広げるとか、したくありません。

「仕事と遊びを並べるな!」とおっしゃる方もいると思います。
言い訳をすると、僕にとってルアー・フィッシングはとても大事なものでして、釣りで心の均衡を保っているところがあります。僕が仕事を、アルバイトを、ボランティアを、そして日常生活を継続できるのは釣りのお陰なのです。ですから、「人生掛かってる」という意味では大差は無いと開き直っています。
なので、釣り場に争いとかもめ事とか、余計な濁りをいれたくありません。ホームリバーは適度に濁っていて欲しいですけど。

もっとも、じいさんの苛立ちが分からないではありません。
最近、蟹網が陸揚げされているのを結構な頻度で見かけます。じいさんからすれば、全てのルアーマンが仕事の邪魔をしているように見えるのでしょう。こういったことをすると、訴えられたら負けますのでやめましょう。あと、臭いですし。

漁業経営者と釣り人。お互いの利害関係の衝突は埋められませんし解決策も分かりませんけど、願わくば、
老「おー、やってるねー。釣れるかー?」
パ「いやー、ちっとも。おっ、大きなガサミだね~」
老「まあまあだな。蟹網投げるから勘弁なー」
パ「どーぞー」
とか、そんな感じの楽しい釣り場になりますように。(祈)


ふぅ、やっぱり無人島が欲しい……。


今日はこんなところで。

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