沖縄パックロッド愛好家(仮)

ルアー好きおっさんの備忘録的な釣り日記。 下手の横好きです。 ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

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Horrocks Ibbotson HI SPIN Mod.1901

ホロックス イボットソン ハイスピン1901

新年早々釣果と釣行が芳しくないので、埋めネタ。
定番の衝動買いをしたお話です。


昨年10月頃でしたか、ヤフオクを見ていると、緑色のインスプール・リールが目に入りました。

ホロックス? イボットソン? 聞き覚えがあるような無いような……。
写真では左ハンドルでしたけど、何となく右にも取り付けられそう。
誰も入札していないので、それなりに安い。そして緑色。
なので、ポチッとな。

待つこと3日。一人入札で、無事落札しました。
手続きと支払いを済ませて、さあ、このリールについて調べましょうか。

検索をかけると、国内のサイトでは竹竿とフライ用リールしか出てきませんでした。
仕方なく海外サイトまで含めて探します。

この時、”eBay”なる世界最大のオークション・サイトを発見。
見るんじゃなかった……。絶対にやばいです。物欲が国境を超えてしまいます。

ともあれ、解説サイトまでには至らなかったのですけど、eBayに結構出品されています。
1901の後にもモデルチェンジをしているようです。色違いもあります。
きっと米国産の売れ筋リールであったのかもしれません。
しかも僕が落札したものよりも安くて程度が良さそう……。orz
でも、送料やリスクを考えると、どっこいどっこいかもしれません。


さて、届きました。

ホロックス イボットソン HI SPIN 1901
予想通り、右ハンドルにできました。
シルエットは大森製作所のダイアモンドKnight 600に似ていますね。こっちも欲しい。

しかし、あちこち固着していますし、ゴリゴリ感もすごい。
でも、ブレはなさそうですし、スプールエッジにも致命的な傷も無く、安心しました。

そして、自宅に戻ってから中を開けてみました。

やっぱり臭い
古い油です。とても臭かったです。
そして、緑の塊が!(※赤丸部分)
最初カビが生えていると思ってびっくりしました。
おそらく洗浄せずに、色々な油を継ぎ足して使っていたのでしょう。

なので、まずは洗浄です。

パーツクリーナーで洗浄
金属部分はパーツクリーナーに漬けて洗います。
ホームリバーのような緑色になりました。

洗浄後
まあまあ綺麗になりました。
この後、ピカールで磨いて、中性洗剤で洗いました。

プラスチック部分と外観は中性洗剤を付けた歯ブラシで磨きます。
予想以上に苦戦しました。特に緑の油が

組み立ては簡単でした。オールドリールは部品数が少ないのが良いところです。

これで、軽やかさが戻りました!
ギアは幾分削れていましたので、ゴリゴリ感が残るのは致し方なし。


ところが、問題発生。
ベールアームが戻りません。

ベールアームが!
リールフットのところにプラスチックがあって、ここに当てて戻すのですけど、きちんと戻りません。
どうもベールアームの取り付け部分が引っかかっている様子。ある程度戻れば、スムーズに返ります。

この取り付け部分を削って戻りを円滑にすべきなのでしょうけど、削りに失敗するとアウトです。
ですので、プラスチックの部分に細工をしてみます。
具体的には、グルーガンで嵩上げすることにしました。

グルーガンでパテ埋め
うまくないけど、できました。形成は気が向いたら(笑)。

これでなんとか戻るようになりましたけど、すぐに剥がれそう。
いずれ3D CADで図面を書いて、むっちゃんさんのところで作成したいところです。

それから、もうひとつ問題が発生。
ベールアームのラインを通すところに糸溝が!

糸溝が!
PEラインの細いやつで使っていたのでしょうか?
経緯はよく分かりませんけど、これは痛い。ナイロン6lbを使っていたら、すぐにラインがボロボロになりそう。

う~ん、どうしましょう?

解決策として考えたのが次の3つ。

①接着剤か何かで溝を埋める
→すぐに削れそう。

②ベールアームを作る
→試しにステンレスの針金でやってみましたけど、ベールアームが戻らず駄目。(微調整が難しい)

③いっそのこと溝を削る
→強度が著しく下がるため、不安です。


②が駄目だったので、しばらく悩んだ挙句、①を選択。
瞬間接着剤で埋めて、紙やすりで軽く研ぎました。

他に何か良いアイディアがありましたら、ご教示ください。m(_ _)m


さて、どうにかこうにか、使えるようになりました。
今のところ、沖縄ではまだ未使用です。

ところで中古タックルの良いところは、これまでの歴史を想起して楽しめることです(妄想とも言う)。
たとえば、このイボットソンはきっと、米国でブラックバス相手にガンガン頑張って、日本に来てからヤマメやニジマスと戦ってきたのでしょう。
そして新型リールに出番を奪われて、しばらく休んだ後で沖縄まで来たはずです。
これからチヌやメッキ、マゴチたちと遊んで、まだまだ現役であることをアピールしたいです。

実際の使用感は、いずれまた書きたいと思います。
長く付き合えるリールになると良いなと思います。


今日はこんなところで。

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この記事へのコメント
>具体的には、グルーガンで嵩上げすることにしました。

ちょwwwwwリアルにコーヒー吹き出しそうになったんですが?(爆)

>ベールアームのラインを通すところに糸溝が!PEラインの細いやつで使っていたのでしょうか?

あの鋭角な屈折具合からすると、ライン巻き取り時の摩擦位置はほぼ固定でしょうね。
ベイルアームの戻り時の衝撃(折れ)対策で、比較的に柔らかめの鋼材をセレクトしていたら、表面がザラついたフロロやナイロンでも削れる可能性ありです(^_^;)
溶接出来る方に頼んで余分に盛ってもらって、なだらかなRに削って成形しなおすのが確実ですね(^^)
面倒くさいですが。
Posted by Lee@AK47 at 2018年01月13日 12:44
ワイヤーガイドでも満足できず、ラインローラーまでワイヤーとは…

変態末期ですな(・∀・)人(・∀・)カワイソウニ

色といいその風格といい、渋いですね(^^)
実は私もDAIWAの似たようなリールを所持してます(^^ゞ
仲間ですね(カワイソウニ笑カワイソウニ)

手っ取り早い解決方法は、そんな糸溝にも負けない太いラインを使う。
ベイルアームは手動。

取って置きの方法なので口外御法度でお願いします人( ̄ω ̄;)
Posted by T.TT.T at 2018年01月14日 18:42
Leeさん、有り難うございます。

溶接ですか。近所であたってみようと思います。友達の会社、潰れていないかな~?

なお、グルーガンの前に硬質ゴムで失敗した模様です。
(^_^;)>
Posted by パック男(ぱっくまん)パック男(ぱっくまん) at 2018年01月15日 12:14
T.Tさん、有り難うございます。

単に緑色だからポチッとな、と……。orz
当初は「部屋に飾っておこう」とも考えましたけど、洗浄したら意外に回るので、四苦八苦しております。

なるほど太いラインですか。当面は茶色いグラスロッドとのセットで、太ラインで遊んでみるのも良いかもです。試してみます。
Posted by パック男(ぱっくまん)パック男(ぱっくまん) at 2018年01月15日 12:18
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