大森製作所 ダイアモンド・オートベールミニ

雨ふらし

2017年11月07日 12:39



なかなか更新できなかったタックルのお話です。

少々前に、リールを入手しました。
大森製作所のダイアモンド・オートベールミニ(以下、「オートベールミニ」と省略)です。
1年くらい前にむっちゃんさんに見せてもらって、「軽い! 小さい!」と感激して、ずっと探していました。

ヤフオクとかで見ても、程度が良くて安いものは見つからなかったのですけど、程度も値段もそこそこのものを入手することができました。

まず、萌えるところです。
スプールの頂上にボタンがあり、ワンプッシュでスプールが外れます。



スプールが2つ以上あると、取替が楽ですね。
最近のリールは、この機能がありませんけど、どうしてでしょう?
ともあれ、もうひとつスプールがほしいところです。

そして、ベールアームの近くにボタンがあり、ここを押すとベールアームを折りたたむことができます。



カバンにタックルその他を入れて持ち運ぶことを考えると、なかなか的確な機能だと思います。
「ベールアームが弱いのかな?」と思いましたけど、今のところさほど気になりません。

さらにハンドルを畳めます。



これも持ち運びを考えるとスグレモノ。
マイクロ7のハンドルだと、もっと格好良かったです。

重量はどうでしょうか。
正確な値ではないと思いますけど、100g未満。
質感のせいか、持った感じではもう少しありそう。



Leeさんも驚いていました。アルテグラ真っ青です(※性能は無視してください)。
軽いのですけど、何と言いますか剛性というか存在感があって、なかなか良いです。

で、大きさですけど、むっちゃんさん工房でミッチェル304と比較。


(※左がオートベールミニ、右がミッチェル304)

かなり小さいですね。
でも、30cm以下の魚達と戯れても、パワー負けしませんよ!

スプールはかなり深くて、ナイロンの6lbが150mくらい楽に巻けます。
ただし、マイクロ7と一緒で、素人が投げるとライントラブルが多発します(恥)。
巻き方と投げ方、そしてリトリーブが上手くなると問題回避できるレベルだと思います。

ついでに、オートベールミニの後継機・ダイアモンド2001との比較です。


(※左がオートベールミニ、右がダイアモンド2001)

こちらもむっちゃんさんのコレクションです。
大きさはまったく一緒。
変更はフレームがプラスチックになり、ベールアームを寝かせるボタンが無くなったくらいです。


オートベールミニで悲しかったのが、リールフットの薄さです。



マイクロ7はかなり厚くてロッド選びが大変でしたけど、オートベールミニも薄すぎて困りました。
元々、「ツリモンにオートベールを付けて、サブ・タックルとして常時持ち歩こう!」と目論んでいたのですけど、ツリモンにはカパカパでした。
これはLeeさんから対処法を習ったので、どうにかなります。


それから中身。
先日、初めて中身を見ました。



単純そうですね。
図面はほしいところですけど、バラしてもどうにかなりそう。
年季の入った油なので、近いうちに洗浄してみようと思います。
それでもスムーズな回転をしているので、大森製作所、恐るべし。


見た目はこんなところでしょうか。

実際に使ってみての感想ですけど、機関は良好。
とてもオールドタックルとは思えません。
ドラグもしっかり安定しているし軸はぶれていないし、素人が遊ぶ分には無問題。

そして、リトリーブ時にカリカリと音がするのも素晴らしい!
これでリズムを取りやすいのか、早巻きとか少しだけ上手くなりました。

ただし、前述したとおりライントラブルが多いです。
特にナイロンを使うと、2,3投に1度はテンションかけて巻いたほうが良いそうです。

正直なところ、アウトスプールのリールはナスキーC2000とダイワのUL7以外、じっくり使ったことないのでよく分かりません。
シルキーさとかライントラブルの少なさとか、最新リールと比べたら色々と見劣りします。
それでも色々と琴線に触れる特徴や個性があるので、かなり気に入っています。

今後はスプールをもうひとつ入手して、4lbと6lbを巻いて使い分けたいです。
長く付き合えるリールになるといいなと思います。


今日はこんなところで。

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