タックル
Garcia Mitchell301Cの整備
スプーンバトルが終了して、釣欲としては気が抜けています。でも、仕事やボランティア等が忙しくて、てんてこ舞いです。
なお、スプーンバトルの結果ですけど、釣果登録者33人中21位でした。
一から出直して、来年また頑張ります!
さて、今回は埋めネタです。
ようやっと整備を終えたタックルのお話になります。
昨年末、アクア釣具に行ってみると、中古販売コーナーに古びたリールがありました。
店員さんに頼んでガラスケースから出してみると、ガルシア・ミッチェル301Cでした。右ハンドルです。インスプール・リールです。
しばらく眺めたり回したりしながら、眠っていた物欲が(笑)。
塗装の剥げは多いけど、ハンドルの回転は軽やかで、ベイルアームの動きも悪くありません。浅溝の替えスプールも付いていて、値段は昼飯4回分くらい。なので即購入しました。
ハンドル外して、こんな感じ。スプールの塗装剥げがいただけないので、上塗りすることにしました。必然的に全バラシとなります。
ボディを割ってみると、こんな感じ。予想通り単純な構造です。
意外にも油の劣化がひどい。おそらく回転が悪くなるとグリスやオイルを付け足すという使い方をしていたのかも。ついでに洗浄することになりました。
ボディ内は簡単にバラすことができました。
ハンドルの回転を伝えるギア(シャフト部分)にベアリングが付いています。油が固着しており、取り外すのに苦労しました。あれだけ回転が良かったのに、不思議です。ベアリングはパーツクリーナーに漬けて、念入りに洗浄。
ボディのバラシを終えて、スプールの取り外しです。
円状の板が入ってましたけど、当初は何のためにあるのか意味不明。よくよく調べると、ベイルアームを戻すためのものでした。
円状の板を外すと、こんな感じです。こちらも結構汚れていて、スプールの内側の塗装剥げも目立ちました。
説明書がないので、写真は念入りに撮っておかないといけません。
さて、完全にバラして、ギアなど金属類はパーツクリーナーで大まかな汚れを落として、その後に中性洗剤+歯ブラシでクリーニング。隅っこに固まる汚れは爪楊枝の先にティッシュを付けてゴシゴシします。
なお、ギア類の歯抜けなどはなく、良好でした。
この作業を大晦日に行いました。
すぐに組み立てる予定でしたけど、色々と大誤算。
まず、塗装段階で雨の日が多くなり、時間が掛かりました。間隔が空きすぎるので一度の塗装を厚めにした結果、ムラが目立つようになりました。ムラというより、盛りって感じ。なので、サンドペーパーで磨いて塗り直し……orz
結果、余計に時間を費やしました。
そして1ヶ月ほど放置していると、「このパーツ、何だっけ?」という部品が日に日に増えてきて、組み直す自信が無くなりました。なので放置。
さらに1ヶ月ほど過ぎて、スプーンバトルも終わったことだしと本腰を入れ始めたところ、公私共に忙しくなりました。さらに放置。
それから1週間ほど過ぎて、仕事を終えて帰宅。少々切羽詰まったこともあって、なかなか寝付けませんでした。
どうせ眠れないならと、ここに来てようやっと組み直し作業を決意。
写真を見直して、グリスをベタベタ塗りまくって、取り付けの向きが逆になって振り出しに戻るを繰り返しつつ、28時過ぎにどうにか完成!
スプールの色ムラが目立ちますけど(笑)、塗装しなかったボディ側との違和感はさほど感じません。でも、ボディも塗装の内側から錆が浮いてきているし、いずれネームを消す覚悟で塗装しなければならないかもしれません。
ハンドルの回転は、相当重たくなりました。グリスのみで組み上げたので仕方がありません。個人的には、シルキーさよりも耐久性ですから。使っているうちに馴染んでくるでしょう(楽観的)。
ラインは余っているナイロンの6lbを巻く予定です。
ロッドは――、とりあえずミッチェルのリヴィエール・パックで使ってみたいです。
ドラグとか強いようでしたら、深溝スプールに8lbか10lbを巻いて、Lwingさんからいただいた長竿を持ってウェーディング仕様にしたいです。
色々と楽しみです。
ミッチェルのスピニングリールは「スピニングリールの代名詞」というくらい、世界的に圧倒的なシェアを誇っていた時代があったそうです。
今回入手した301Cは、1969~1985年に生産され、30,695台生産されたようです(※出典:the Mitchell REEL MUSEUM)。304(※2,992,405台生産)など人気機種に比べたら、圧倒的に少ないです。
でも、2割くらい壊れて廃棄されたとして、世界中に残った3万台のうち、そのひとつを持っていると思えば何となく誇らしい感じがします。そんなレア・アイテムに下手な塗装を施しましたけど。わっはっは。
ともあれ、オールドリールは性能ばかりでは語れない、歴史の重みも味わえるという楽しさがあります。コレクターになる気はありませんけど、これからもたくさんのオールドリールと出会って、まったりと愛でたいものです。
今日はこんなところで。
<Mitchellリールのご参考>
the Mitchell REEL MUSEUM
TAKE'S REEL ROOM
なお、スプーンバトルの結果ですけど、釣果登録者33人中21位でした。
一から出直して、来年また頑張ります!
さて、今回は埋めネタです。
ようやっと整備を終えたタックルのお話になります。
昨年末、アクア釣具に行ってみると、中古販売コーナーに古びたリールがありました。
店員さんに頼んでガラスケースから出してみると、ガルシア・ミッチェル301Cでした。右ハンドルです。インスプール・リールです。
しばらく眺めたり回したりしながら、眠っていた物欲が(笑)。
塗装の剥げは多いけど、ハンドルの回転は軽やかで、ベイルアームの動きも悪くありません。浅溝の替えスプールも付いていて、値段は昼飯4回分くらい。なので即購入しました。
ハンドル外して、こんな感じ。スプールの塗装剥げがいただけないので、上塗りすることにしました。必然的に全バラシとなります。
ボディを割ってみると、こんな感じ。予想通り単純な構造です。
意外にも油の劣化がひどい。おそらく回転が悪くなるとグリスやオイルを付け足すという使い方をしていたのかも。ついでに洗浄することになりました。
ボディ内は簡単にバラすことができました。
ハンドルの回転を伝えるギア(シャフト部分)にベアリングが付いています。油が固着しており、取り外すのに苦労しました。あれだけ回転が良かったのに、不思議です。ベアリングはパーツクリーナーに漬けて、念入りに洗浄。
ボディのバラシを終えて、スプールの取り外しです。
円状の板が入ってましたけど、当初は何のためにあるのか意味不明。よくよく調べると、ベイルアームを戻すためのものでした。
円状の板を外すと、こんな感じです。こちらも結構汚れていて、スプールの内側の塗装剥げも目立ちました。
説明書がないので、写真は念入りに撮っておかないといけません。
さて、完全にバラして、ギアなど金属類はパーツクリーナーで大まかな汚れを落として、その後に中性洗剤+歯ブラシでクリーニング。隅っこに固まる汚れは爪楊枝の先にティッシュを付けてゴシゴシします。
なお、ギア類の歯抜けなどはなく、良好でした。
この作業を大晦日に行いました。
すぐに組み立てる予定でしたけど、色々と大誤算。
まず、塗装段階で雨の日が多くなり、時間が掛かりました。間隔が空きすぎるので一度の塗装を厚めにした結果、ムラが目立つようになりました。ムラというより、盛りって感じ。なので、サンドペーパーで磨いて塗り直し……orz
結果、余計に時間を費やしました。
そして1ヶ月ほど放置していると、「このパーツ、何だっけ?」という部品が日に日に増えてきて、組み直す自信が無くなりました。なので放置。
さらに1ヶ月ほど過ぎて、スプーンバトルも終わったことだしと本腰を入れ始めたところ、公私共に忙しくなりました。さらに放置。
それから1週間ほど過ぎて、仕事を終えて帰宅。少々切羽詰まったこともあって、なかなか寝付けませんでした。
どうせ眠れないならと、ここに来てようやっと組み直し作業を決意。
写真を見直して、グリスをベタベタ塗りまくって、取り付けの向きが逆になって振り出しに戻るを繰り返しつつ、28時過ぎにどうにか完成!
スプールの色ムラが目立ちますけど(笑)、塗装しなかったボディ側との違和感はさほど感じません。でも、ボディも塗装の内側から錆が浮いてきているし、いずれネームを消す覚悟で塗装しなければならないかもしれません。
ハンドルの回転は、相当重たくなりました。グリスのみで組み上げたので仕方がありません。個人的には、シルキーさよりも耐久性ですから。使っているうちに馴染んでくるでしょう(楽観的)。
ラインは余っているナイロンの6lbを巻く予定です。
ロッドは――、とりあえずミッチェルのリヴィエール・パックで使ってみたいです。
ドラグとか強いようでしたら、深溝スプールに8lbか10lbを巻いて、Lwingさんからいただいた長竿を持ってウェーディング仕様にしたいです。
色々と楽しみです。
ミッチェルのスピニングリールは「スピニングリールの代名詞」というくらい、世界的に圧倒的なシェアを誇っていた時代があったそうです。
今回入手した301Cは、1969~1985年に生産され、30,695台生産されたようです(※出典:the Mitchell REEL MUSEUM)。304(※2,992,405台生産)など人気機種に比べたら、圧倒的に少ないです。
でも、2割くらい壊れて廃棄されたとして、世界中に残った3万台のうち、そのひとつを持っていると思えば何となく誇らしい感じがします。そんなレア・アイテムに下手な塗装を施しましたけど。わっはっは。
ともあれ、オールドリールは性能ばかりでは語れない、歴史の重みも味わえるという楽しさがあります。コレクターになる気はありませんけど、これからもたくさんのオールドリールと出会って、まったりと愛でたいものです。
今日はこんなところで。
<Mitchellリールのご参考>
the Mitchell REEL MUSEUM
TAKE'S REEL ROOM
この記事へのコメント
お~。301c!いい感じに塗装出来てるじゃないですか~(^^)凄い!
とりあえず6lb巻いて、来年のスプーンバトルのポイント的なボトムアップ(引き出し増)も兼ねてキヌベラ行きましょう!
仕事で溜まったストレス発散には、南部リーフでベラ属爆釣!が一番の特効薬ですから(^^)
とりあえず6lb巻いて、来年のスプーンバトルのポイント的なボトムアップ(引き出し増)も兼ねてキヌベラ行きましょう!
仕事で溜まったストレス発散には、南部リーフでベラ属爆釣!が一番の特効薬ですから(^^)
Posted by Lee@AK47 at 2019年03月15日 23:25
Leeさん、有り難うございます。
塗装は、現物を見るとひどいです。(^_^;)>
キヌベラ・クエスト、ぜひぜひ行きたいですけど、3月は厳しい感じです。ウェーダーは先に入手しておきたいと考えています。
塗装は、現物を見るとひどいです。(^_^;)>
キヌベラ・クエスト、ぜひぜひ行きたいですけど、3月は厳しい感じです。ウェーダーは先に入手しておきたいと考えています。
Posted by 雨ふらし at 2019年03月16日 00:32
ヘンタイだ!
Posted by びっちゅう at 2019年03月16日 10:49
3月越えたらウェーダーは要らなくなるんで、次の冬のシーズンまでにゆっくりコスパの良いものを探したら良いと思います(^^)
Posted by Lee@AK47 at 2019年03月16日 12:32
右巻きミッチェルもあるんですね!
ミッチェルはライントラブルが少なくて、使いやすい好きなリールです(^^)
ミッチェルはライントラブルが少なくて、使いやすい好きなリールです(^^)
Posted by T.T at 2019年03月16日 21:03
びっちゅうさん、有り難うございます。
まだまだヘンタイの領域で、PENN態になりきれず……orz
精進します。
まだまだヘンタイの領域で、PENN態になりきれず……orz
精進します。
Posted by 雨ふらし at 2019年03月17日 15:40
Leeさん、有り難うございます。
4~5月は、すでにウェーダー不要なんですね!?
今のところ、サンノリー2で安く出ているやつ狙いです。
置き場所(隠し場所)に困っています。(笑)
4~5月は、すでにウェーダー不要なんですね!?
今のところ、サンノリー2で安く出ているやつ狙いです。
置き場所(隠し場所)に困っています。(笑)
Posted by 雨ふらし at 2019年03月17日 15:42
T.Tさん、有り難うございます。
右巻ミッチェルは結構あったりします。
ライントラブルに関する評価は賛否両論ありまして、おそらくフランス製と、その後の台湾製あたりで分かれているような気がします。この辺り、もう少し調べてみたいです。
右巻ミッチェルは結構あったりします。
ライントラブルに関する評価は賛否両論ありまして、おそらくフランス製と、その後の台湾製あたりで分かれているような気がします。この辺り、もう少し調べてみたいです。
Posted by 雨ふらし at 2019年03月17日 15:44